2008年3月21日

ヨメヒメジ

himeji1.jpg
標準和名:ヨメヒメジ
学名:Upeneus tragula Richardson,1846
属:スズキ目ヒメジ科ヒメジ属
宮崎地方名:?

特徴など:
ヨメヒメジも宮崎では割と普通に見られる魚だ。東京以南の南日本~中国に生息しているそうだ。

この魚の模様もヒメジ科の中では判りやすい。(写真の通り)中央に1本の縦筋があるが、綺麗な1本線でもなく線の幅は乱れている。また尾鰭が虎縞模様があるが、このことから「トラヒメジ」という和名も提唱されていたようだ。現在一般的な標準和名は「ヨメヒメジ」

この魚は私は割りと大きめの固体を何度か釣っている。だいたい30Cm程度だ。図鑑記載の標準的な大きさも30Cm程度だけどこれが成魚サイズだろう。

そしてこの魚の特徴だけど、陸に上がるととても弱い。
撮影のためにボードに乗せると、見る間に体表面の色が変わる。とても不新鮮な色に変化する。
リリースしてもほとんど生還できない。
実は写真の魚は鹿児島の内之浦で釣ったものだ。しかし宮崎県南郷町大島の防波堤でも何度も釣っているので宮崎の魚として写真掲載した。
1度は持ち帰り食べてみたが、極めて不味く感じたのでそれ以降はリリースしている。なるべく早くリリースするように心掛けている。

最近よく参照させて頂いているWEBサイトの「ぼうずコンニャクの市場貝類図鑑」での紹介では、ヒメジ属の魚は身に水分が多く、大きな個体だと鮮魚として流通しているようで、皮下に旨味があり、口に含むと独特の風味が感じられて美味。とのことだ。
私は食べ方を間違っていたのかもしれない。また機会があればチャレンジしようと思う。

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