タテジマキンチャクダイ

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標準和名:タテジマキンチャクダイ
学名:Pomacanthus imperator (Bloch,1787 )
属:スズキ目キンチャクダイ科サザナミヤッコ属
宮崎地方名:?

撮影者:H.Tanaka
撮影場所:宮崎市・宮崎サン・マリーナ
撮影日:2007年9月
写真の魚のサイズ:20Cm

特徴など:
40cmになる大型種で、一目でこの魚だと分かるほど特徴的な魚です。
2007年9月10日の午後1時半頃発見しましたが、ここで初めて見たキンチャクダイの仲間でした。宮崎の海でも外洋に出ればダイヴァーたちが多数見ていますが、まさかここで見られるとは予想もしていませんでした。
はじめ水深2mにいたところを見つけ、そのすぐ後に50cmのところまで上がって来ました。ゆったりと泳いでいましたが私が少しからだを移動させると、それに気がついて深みへ逃げました。その間わずか5分の夢のような出来事でした。
ただ顔に傷があり、ここは外洋からやや離れた場所で、普段は数m~数10mで見られるので湾内で放たれたものかも知れません。瀬能博士からは放流個体かも知れないが観察が必要とのコメントを頂きました。太平洋産の個体は大きくなると背鰭から1本の糸状のフィラメントが伸びてきますが、まだその兆候がありません。幼魚とは姿がまるで異なります。
幼魚同様、大変人気の高い観賞魚ですし、沖縄では食用として市場で売られています。南日本から西部太平洋・インド洋、紅海にかけて広く分布します。(H.Tanaka)