ナンヨウボラ

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標準和名:ナンヨウボラ
学名:Moolgarda perusii (Valenciennes,1836 )
属:スズキ目ボラ科タイワンメナダ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年4月
写真の魚のサイズ15.5Cm

特徴など:
東京湾以南。インド・太平洋域。内湾の浅所や河川汽水域にすむ。20Cm弱が見られるが、日本に住む個体は成魚ではなく成長過程のようで、成魚ではどれほどなのか定かではない。

胸鰭に1黒点がある。脂瞼が発達しているなどが特徴。
幼魚・若魚の間のボラの仲間の同定基準については研究も発展途上のようで、まだきちんと断定できない部分もあるようだ。個体が少ないこともあり、見つけたら研究者に連絡を入れてみるといい魚なのかもしれない。

コバラ

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標準和名:コボラ
学名:Chelon macrolepis (Smith,1849 )
属:スズキ目ボラ科メナダ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年4月
写真の魚のサイズ36Cm

特徴など:
千葉県以南。~インド・太平洋域。沿岸の浅所や河川汽水域~淡水域にすむ。30Cm程度。
寸詰まりな体形と微妙に黄みがかる色彩。および胸鰭基底に金色の横帯がある。

宮崎で普通に見かけるボラは、標準和名「ボラ」が多いと思われるが、実際にはボラ科の魚も種類が多いのでよく見てみたい。ボラの大きな特徴は胸鰭基底上半部に青斑点があるので簡単に同定できるが、これがなければ他の魚・・・「メナダ」「コボラ」「ナンヨウボラ」など・・が考えられるので、きちんと見てみたい部類だ。

ボラ

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標準和名:ボラ
学名:Mugil cephalus cephalus Linnaeus,1758
属:ボラ目ボラ科ボラ属
宮崎地方名:?

特徴など:
この記事を書くにあたり、初めて知った事実だが、ボラってスズキ目ではなくボラ目なんだ。(衝撃)そして更に調べてみたら、ボラ目に属する科はボラ科のみ。なぜそうなのかはよく判らない。
図鑑にはスズキ系魚類の中の原始的1派生群とある。これまたよく判らない。

冬の磯釣りだと、特に波の穏やかな日にそんな傾向があると思うけど、とにかくボラ・ボラ・ボラ・・
右も左も前も後ろもボラ・・・という時がある。
こんなときは釣りにはならないけど、その地帯がすべてボラ。

冬の時期なら1匹でも釣れてくれればそれなりの食材だけど、夏の防波堤なら逃がす。食べられるもんじゃない。とにかく匂いがきつい。
この魚は味に個体差があると思う。
生息地・環境で身に蓄えるものが違うのだろう。とにかく釣れたら体表の匂いを嗅いでみるといい。あまり匂わなければ、まあ食べられる。
更には、冬の磯場で、眼に白い膜があるような個体なら絶対持ち帰るべきだ。これは刺身でも絶品だ。何度か試したけど外れはない。

大きくなるにつれ呼び名が変わる「出世魚」でもあるが、その呼び名は地域によって変わる。
ハク→オボコ→イナッコ→イナ→ボラ→トド(約80Cm程度)が割りと一般的と聞いたけど、そんなに宮崎では分けてないと思う。私が子供の頃に聞いた20Cmほどのサイズの魚は、親父は「ツクラ」と呼んでいたので私もそう呼んでいる。小さいのはツクラで大きくなればボラ。トドも呼ばれているのを聞いたことはない。

ボラを見て、この魚に種類があると意識した事はないが、結構メナダも多いよう。
ボラと見分けるには、胸鰭基底上半部に青色斑を持つのでそこを見たら区別可能。青くなかったら写真を残して調べる価値もあると思う。