ウツボ

utubo.jpg
utubotoubu.jpg
標準和名:ウツボ
学名:Gymnothorax kidako (Temminck and Schlegel,1847 )
属:ウナギ目ウツボ科ウツボ属
宮崎地方名:?

特徴など:
磯場で最もよく見かけるのが「ウツボ」だ。ウツボの仲間は数あれど、やはりこの魚が代表格。
ただ琉球半島にはいないらしい。
ウナギ目は体は前後に細長い円筒形で、腹鰭が退化し、背鰭・尾鰭・尻鰭が一繋がりになっている。そしてウツボ類は胸鰭も退化している。
毒はないが歯は鋭く顎の力も強いので、咬みつかれると深い傷を負うことになる。扱いには注意が必要だ。
釣れてしまうとハリスにぐるぐると巻きついて気味悪い。糸を切ってリリースするのが良いが写真を写すなら氷水に漬けると弱まるので、シャッターチャンスを作れることを最近知った。
まだ試せていない。

この魚もかなり美味しいそうだ。

トラウツボ

004530.jpg
torautubotou.jpg
標準和名:トラウツボ
学名:Muraena pardalis Temminck and Schlegel,1847
属:ウナギ目ウツボ科トラウツボ属
宮崎地方名:?

特徴など:
宮崎で、釣れてしまうウツボ科ではウツボがほとんどだけど、ときにこのトラウツボが混じる。山と渓谷社発刊「日本の海水魚」では、その種類の鮮やかで豊富なこと!
基本的には釣りの対象魚としないので、なかなかお目にかかれない。

万一釣れてしまっても、そのグロテスクで劣悪な顔立ちから、触る事もできずハリスを切って捨ててしまうのではなかろうか?

だけどウツボは狙う人もいる。聞いたら、その刺身はとにかく美味なんだそうだ。

このような蛇のような体系のものを「長物」として研究されてる方もいらっしゃるのだが、長物といえば科名のウナギに始まり、アナゴ・ハモなど美味な魚が多い。そういう意味でウツボが美味いというのは納得。

初夏の「シブ※フエダイ」狙いの外道としてもよく釣れる。夜釣りだけど、餌がオキアミなら確立は低いけど、キビナゴなどを使ったあかつきには、この魚を釣り尽くしてからフエダイを狙えという。
もわっと、ゆっくりと引き込んだらウツボ・・・

新鮮なら持ち帰ってみたいもんだけど、取り扱い注意魚だ。