テンジクガレイ

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標準和名:テンジクガレイ
学名:Pseudorhombus arsius (Hamilton,1822 )
属:カレイ目ヒラメ科ガンゾウヒラメ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年4月
写真の魚のサイズ:28Cm

特徴など:
愛知県~沖縄県。~アフリカ東岸、オーストラリア東岸。水深30m以浅にすむ。35Cmになる。
煮付けや干物にされるが漁業での漁獲量は少ないようだ。
タマガンゾウヒラメに似ているが、

テンジクガレイは測線上にふたつの斑紋。また背面に無数の虫食い斑紋が見られる。
タマガンゾウビラメは側線を挟んで5つの斑紋がやや規則正しく並ぶ。

という事で区別できる。

ヒラメ科でガンゾウヒラメ属なのに「カレイ」の名が付いているのが不思議だけど、それについてはまた詳しく調べて記載を更新したいと思う。

ヒラメ

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標準和名:ヒラメ
学名:Paralichthys olivaceus (Temminck and Schlegel,1846 )
属:カレイ目ヒラメ科ヒラメ属
宮崎地方名:?

特徴など:
宮崎で釣れるカレイ目の魚は、ヒラメ・ガンゾウヒラメ・ウシノシタ科・テンジクガレイなどのようだが一般的にストアーに並ぶカレイの仲間は生息していないと思われる。

ヒラメはかなり大きく成長し、1mほどにはなる。私は60Cmを超え、3Kg以上のヒラメを始めての沖釣りで釣って、その後釣りにはまった。
宮崎では放流が盛んで、小型は割と釣れるが、最近は大型が少なくなったと聞く。また、天然のヒラメもほとんど居ないのではないかと聞く。放流魚の特徴として、白い斑点が目立つということだし、詳しい方だと結構簡単に判るらしい。

ちなみに放流して水産資源を増やすという行為は一見正しい行為に思えるが、同じ種(つまり兄弟)が同じ地域に一斉に放たれることが果たしてよいことなのか?
これが普通の動物で考えると血が濃くなると言うことだ。奇形・異変というリスクを持つことになるわけで、できれば別の方法で魚を増やすことをこれからの時代考えないといけない。
この魚も今後考える必要のある魚だと思う。

左ヒラメ・右カレイと言われる通り目を上に向け左に上向きになるのがヒラメ(例外あり)

アジの生餌などで狙う釣りもあるが、宮崎だとサビキ釣りの嬉しい外道で、案外初心者が釣れてしまう話を聞く。
※サビキ釣りでアジのアタリが解からずそのまま放置してたら、巻き上げる時異様に重いということで・・・。私もそうだった・・・

サビキ仕掛に細工する方法もあるが、ヒラメだと直感的に判るのであれば、しばらく飲み込ませるように待ってる方が確実。ほとんど引き込みはないけど、水面に浮くタイミングが難しく、急に暴れて針外れすることもしばしば。

刺身は薄造りにポン酢で美味しいが、釣魚としては最高級。もちろん寿司ネタとして、縁側は最高。料理店でもヒラメの活造りなどはちょっと割高だけど魚専門ならかなりの所で扱っている。
そんなヒラメはほとんど養殖で、だいたい30Cm程度で出荷される。