2008年3月 4日

フエダイ

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標準和名:フエダイ
学名:Lutjanus stellatus Akazaki,1983
属:スズキ目フエダイ科フエダイ属
宮崎地方名:シブ・シブダイ

特徴など:
宮崎では、ヘビーな釣り師なら冬は上物メジナ狙い。春先からチヌ。初夏の頃が底物のイシダイで、晩夏には鮎。秋から冬にはミズイカ・・・

などと対象魚も変わるが、初夏の一時期、こぞって狙われる魚がこのフエダイ。でもフエダイと言っても判る方は少なく、地方名で「シブダイ」なのだ。四季の釣りの対象魚の1つなのである。

シブダイも2種類あり、白星と黒星がある。
写真の魚が白星で、背中に小さな白い点があるのだが、黒星は大きな黒点があるのが特徴。実際には黒星は「クロホシフエダイ」が標準和名なんだけど、宮崎では美味いかさほどでもないかの判断材料でもある。
5月ぐらいからぼちぼち釣れはじめ、6~7月が釣り最盛期。
南方の魚であるフエダイは、この時期に宮崎の南岸に産卵のために浅瀬に寄ってくると思われるが、夜行性で底を狙うため、夜釣りが基本。

写真の魚は30Cm程度で刺身がとれるサイズ。
とても珍しい時期(11月ぐらい)に釣れたんだけど、最近は時々釣れる姿も見るので、南下せずにテトラの周辺に居ついている個体なんだろう。

この魚。めちゃくちゃ美味しいのだ。
刺身で食べた。カワハギと一緒に食べたが比べると判る美味さの違い。
はっきり言ってカワハギより数段美味い!身は固くもなく柔らかくもなく、噛めば旨味がにじんで出る感じ。
最近、魚をさばいていて思うのだが、肉食系の魚の内臓って綺麗だ。
この魚も綺麗で、肝臓部分になるのか判らないが、鮮やかな朱色である。

メジナ狙いの外道なんだけど、これが釣れる=底まで仕掛が落ちている証拠なので、あまり釣れて自慢はできないけどね。

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