オキヒイラギ

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標準和名:オキヒイラギ
学名:Leiognathus rivulatus (Temminck and Schlegel,1845 )
属:スズキ目ヒイラギ科ヒイラギ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年5月
写真の魚のサイズ:8Cm

特徴など:
琉球列島をのぞく南日本。沿岸のやや深みにすむ。8Cmほど。

ヒイラギより体高が低く、また体に虫食斑がある。名の通り沖で獲れる。ヒイラギ類で定置網等で獲れるもっともポピュラーな種だが宮崎では少ない。鹿児島・錦江湾には多い。

食べても美味しい魚だがあまり値段が付かない魚のようだ。

ヒメヒイラギ

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標準和名:ヒメヒイラギ
学名:Leiognathus elongatus (Günther,1874 )
属:スズキ目ヒイラギ科ヒイラギ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年5月
写真の魚のサイズ:8.3Cm

特徴など:
琉球列島を除く南日本。インド・西太平洋域。沿岸浅所にすむ。12Cmほど。
ヒイラギ科の中で最も体高が低く細長い。

他のヒイラギ科の魚同様に味は良いようだ。

コバンヒイラギ

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標準和名:コバンヒイラギ
学名:Gazza minuta (Bloch,1797 )
属:スズキ目ヒイラギ科コバンヒイラギ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年3月
写真の魚のサイズ:5Cm

特徴など:
琉球列島。紅海を含み、オーストラリア北部までのインド・西太平洋域。水深55m以浅の沿岸や汽水域の砂泥底にすむ。

とのことだけど、宮崎にも居るようだ。オキヒイラギに似るが体高がある。だけどおそらくこの魚を見て「コバンヒイラギ」と言える方はほとんど居ないだろう。多く生息しているのか定かではない。

宮崎大学で標本もしくは写真を募集されているようなので、見つけたら連絡を入れてください。

管理人の私「あらら」は見たこともないので食味も不明だが、ヒイラギ・オキヒイラギの食味を考えると、かなり美味ではないかと思われる。

ヒイラギ

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標準和名:ヒイラギ
学名:Leiognathus nuchalis (Temminck and Schlegel,1845 )
属:スズキ目ヒイラギ科ヒイラギ属
宮崎地方名:モチエバ

特徴など:
釣り上げて触ると体表にヌメリ(粘液)があり嫌われるが、食べては小アジ以上に美味しく料理次第。キス狙いのゴカイ餌などに反応するようで、口先がストローのように伸びる形状から、底に生息する小動物を捕食するものと思われる。

唐揚や煮付けで美味しい魚だが、サイズも10Cm程度が多く、表面に粘りがあるので、ビニール袋などで分けておき、塩を入れてヌメリ取りをする必要がある。

河口でよく釣れるし、河川の汽水域まで生息している。よく見かける魚の1つだ。