アミモンガラ(幼魚)

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標準和名:アミモンガラ
学名:Canthidermis maculata (Bloch,1786 )
属:フグ目モンガラカワハギ科アミモンガラ属
宮崎地方名:?

撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年9月
写真の魚のサイズ:6.1Cm

特徴など:
35Cmになる。北海道南部以南の日本~全世界の熱帯域に分布

200m以浅の沖合いに生息していて、流れ藻などの漂流物に群れで付いていることが多いそうだ。餌取りがうまく、釣り・漁の嫌われ者とのこと。幼魚はタイトプールや浅瀬で見られるようだ。

上品な白身で美味しいらしい。

ゴマモンガラ

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標準和名:ゴマモンガラ
学名:Balistoides viridescens (Bloch and Schneider,1801 )
属:フグ目モンガラカワハギ科モンガラカワハギ属
宮崎地方名:?

撮影者:H.Tanaka
撮影場所:宮崎市・宮崎サン・マリーナ
撮影日:2006年10月
写真の魚のサイズ:6Cm

特徴など:
60cmになる大型の魚です。たった一度しか見ていませんが、淡く白いからだには黒ゴマのような斑点がたくさんあって、目の周りとその下に続く黒い模様で判断しました。
また背中の後ろ側から背鰭にかけても黒い模様がついているのも特徴です。

大きくなると全く違う色になってきます。歯が硬くて丈夫なのでウニや貝類を砕いて食べます。子守をしている親は大変凶暴で近づかない方が良いと言われます。沖縄では食用にされるそうです。南日本から太平洋・インド洋にかけて棲んでいます。(H.Tanaka)

キヘリモンガラ

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標準和名:キヘリモンガラ
学名:Pseudobalistes flavimarginatus (Rüppell,1829 )
属:フグ目モンガラカワハギ科キヘリモンガラ属
宮崎地方名:?

撮影者:H.Tanaka
撮影場所:宮崎市・宮崎サン・マリーナ
撮影日:2007年8~9月
写真の魚のサイズ:3Cm

特徴など:
60cmになる大型の種ですが、サン・マリーナでは幼魚しか見ていません。成長すると全く違う色になりまます。今までに3尾見ましたがいずれもまだ2~3cmの赤ちゃんで、白いからだに黒い模様が背中についた愛らしい魚です。
約2ヵ月で15mm成長し、9月下旬まで何度見ても同じ場所を離れようとしませんでした。普段はゆっくり岩の周りを泳いでいますが動きはとても速く、何かが近づくと勢いよく穴に逃げ隠れます。背鰭と腹鰭にはそれぞれ強いトゲがあって一度穴に入り込むと少々引っ張っても採れません。子育て中の親は非常に攻撃的で近づかない方が良いと言われます。餌はウニやカニの仲間そして貝類などで、その強い歯で噛み砕いてしまいます。南日本から太平洋・インド洋に広く分布しています。(H.Tanaka)

ツマジロモンガラ

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標準和名:ツマジロモンガラ
学名:Sufflamen chrysopterum (Bloch and Schneider,1801 )
属:フグ目モンガラカワハギ科メガネハギ属
宮崎地方名:?

特徴など:
この魚はメガネハギと良く似ている、
サンゴ礁では最もよく見られるモンガラカワハギ科の魚のようだが、私の経験ではメガネハギが20匹釣れる中で1匹ぐらいの割合だ。というか釣れて区別できてなかったかもしれない。

名前の通り、尾鰭後端が白く見分けることができるが、写真では白いボードの上で撮影しているためにそこが判りにくい。

繁殖期にすり鉢型の巣をつくり、卵が孵化するまで親が保護するそうだが、その行動もメガネハギと似ている。
幼魚のうちは、体中心部から下の部分が白っぽい。これまたメガネハギも同様で、尾鰭を見ないと区別がつかないと思われるが、かなり近い種であることには違いないと思う。

モンガラカワハギ

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標準和名:モンガラカワハギ
学名:Balistoides conspicillum (Bloch and Schneider,1801 )
属:フグ目モンガラカワハギ科モンガラカワハギ属
宮崎地方名:?

特徴など:
とてもカラフルだが、この魚がモンガラカワハギ代表という魚で、結構普通に見ることができる。(よく釣れる)
単独か2尾で行動するのが普通で群れは作らない魚のようだ。

模様が模様だけにサンゴ礁で生息する事は間違いなし。図鑑記載では水深50m以浅に生息するとのことだけど、この模様が擬態となるのか、逆に威嚇する目的なのか不思議だ。
とにかく独特な色合いのため観賞用として人気がある。幼魚のときは白い斑点が体全体にあり、その斑点が大きくなり腹部に下がっていくような成長を遂げる。

さすがに食用とされないようだが、表面は硬い骨質の鱗に覆われていて調理もしずらそうだ。私も試した事はないけど、多分問題なく食べられる種なのではと思っている。

体長は30Cmほどまで。

メガネハギ

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標準和名:メガネハギ
学名:Sufflamen fraenatum (Latreille,1804 )
属:フグ目モンガラカワハギ科メガネハギ属
宮崎地方名:?

特徴など:
写真の魚は「メガネハギ」。割と数多く釣れる。フグ目モンガラカワハギ科。
カワハギの親戚のようなグループだけどモンガラカワハギ科の魚は体の表面が固い甲羅のような皮に覆われている。だから持ち帰っても難儀しそうで普段は処分(リリース)するが、実は美味しい魚であるようだ。

写真のメガネハギは雄で、顔に特徴がある。口から胸鰭の下の白い筋模様があれば雄であり無ければ雌だ。
この魚は産卵に特徴があるようですり鉢型の巣をつくり卵が孵化するまで守るらしい。
モンガラカワハギ科の魚ってカラフルなものが多いけど、この魚は割りとシンプル。だけど水中写真を見たら体半分の上部が暗く、下部が明るいツートンカラーに見える。また体全体から剣が飛び出してる。釣り上げたものと水中とでは、随分差があるもんだ。