アユ
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標準和名:アユ
学名:Plecoglossus altivelis altivelis Temminck and Schlegel,1846
属:サケ目アユ科アユ属
宮崎地方名:?
撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年7月
写真の魚のサイズ:16.5Cm
特徴など:
30Cmになる。北海道西部~南九州、朝鮮半島~ベトナム国境近くの中国大陸沿岸部。台湾では絶滅しているそうだ。
アユは淡水の魚のイメージが強いが、孵化仔魚は浅海域にいる。
10月から2月の間に産卵が行われて、降海し、幼魚のうちは海水で過ごし、70mmを超える頃から河川への溯上を始める。
アユを漢字で「魚に占う=鮎」と書く。その由来はいろいろだが、昔この魚を使った占いの逸話が数あることで、そのような祭事・行事の際に身近だった魚なのだろう。
ちなみに同じ漢字で中国では「ナマズ」のことを指すそうだ。
アナハゼ
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標準和名:アナハゼ
学名:Pseudoblennius percoides Günther,1861
属:カサゴ目カジカ科アナハゼ属
宮崎地方名:?
撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年8月
写真の魚のサイズ:13.3Cm
特徴など:
20Cm程度になる。北海道南西部以南の潮間帯・浅海の岩礁帯・藻場に生息している。
雄が大きな生殖突起をもっていて、その姿から北陸では「ダラモノ」とか、広島で「チンポダシ」とも言われるそうだ。
WEB魚図鑑には意外と投稿数が多く、その地域もまばらである事から、生息数はそれなりに多いと思われるが、私「あらら」はまだ1度も見た事がない。
また、鹿児島以南からの投稿がないので、熱帯域というより温帯域の魚なのだろう。
アカタチ
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標準和名:アカタチ
学名:Acanthocepola krusensternii (Temminck and Schlegel,1845 )
属:スズキ目アカタチ科アカタチ属
宮崎地方名:?
撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年6月
写真の魚のサイズ:39Cm
特徴など:
40Cmになるよう。南日本各地・シナ海・フィリピンに分布
水深250m前後の砂泥地に生息するのだそうだ。
体側中軸に黄色小円型斑列があるのが特徴。
「タチ」の名は付くがタチウオとは縁遠く、近いのは「アマダイ」など。
釣りでは、この魚が釣れるときは潮が暗いということで、他の魚の期待ができないという記事を見つけた。宮崎だと250mの水深は相当な沖になるので、遊魚船で行ける範囲には居ないと思われるが、アマダイ狙いの釣りが盛んな場所ではこの魚の仲間が外道として釣れるようだ。
撮影者のUmizaru氏の情報によると底曳網で50~70m付近で時々獲れるとのこと。
アカグツ
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標準和名:アカグツ
学名:Halieutaea stellata (Vahl,1797 )
属:アンコウ目アカグツ科アカグツ属
宮崎地方名:?
撮影者:Umizaru
撮影場所:門川町
撮影日:2007年7月
写真の魚のサイズ:26.5Cm
特徴など:
35Cmになる。岩手県~鹿児島県・東シナ海~南シナ海・インド洋に分布。
水深60m以深の黒潮流域に多いそうだ。画像の通りアンコウに近い仲間だ。
体中にに鋭く硬い棘が無数に生えていて、これを剥ぐのが大変である事と、見た目ほどに身が取れず食べられる部分がわずかで、一般的には食用にはしないらしい。だけどフグのような食感で美味しいらしい。
「アカグツ」の「クツ」はヒキガエルを意味するそうで、いくつかの写真を見てみると、腹部から出ている胸鰭になるのだろうか、とにかく足のような突起がヒキガエルの足を想像させるが、恐らくそれが名の由来だろう。つまり「アカグツ」は赤いヒキガエルのような魚ということだ。
