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        <title>JUN的日常と叙情</title>
        <link>http://fishing-forum.org/jun/</link>
        <description>映画と音楽。時に釣りとお酒の日々のこと。</description>
        <language>ja</language>
        <copyright>Copyright 2009</copyright>
        <lastBuildDate>Tue, 20 Oct 2009 15:10:30 +0900</lastBuildDate>
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            <title>リアスピーカーその後</title>
            <description><![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://jun.fishing-forum.org/JUN/1020002.jpg"><img alt="1020002.jpg" src="http://jun.fishing-forum.org/JUN/1020002-thumb-250x187.jpg" width="250" height="187" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>先日製作したFE108EΣのリアスピーカーR-101（ひょせんさん設計）は、マットブラックの塗装を施され、端子は半田づけし、ネジもちゃんと8本締め込んで、一応これで完成となった。</p>

<p>箱は完成しても音は完成に遠いわけで、反っているのを無理から真っ直ぐにされてすねているはずの板のストレスが緩和されるまで、まあ最短で３か月、普通は６か月はかかることと思う。バックロードホーンの場合、特にそうなのだが、板のストレスがそのまま音に現れてきて、妙な付帯音が耳につくものなのだ。これが、時間とともに減少していくのだから不思議なことではある。</p>

<p>ユニットのエージングは、XLOのバーン・イン・トーン（20hz～20khzのスイープ）を数十時間もかけてやれば、急速に進むことだろう。</p>

<p>とりあえず音を聴いてみることにした。最近、ニアフィールドというかスピーカーを壁に押しつけず、部屋の真ん中に置く聴き方が、一時反射をキャンセルする観点からも、どうも正しいのではないかという気がしており、どんと前に出してみた。</p>

<p>まあ、これがなんとも、歌う歌う。歌いまくる。低音はたしかにまったく足りないのだけど、バックロードホーンとしてはホーンロードのかかりが少ないタイプで、動作としてはほぼ共鳴管といっていいのだろう。そのせいでユニットの背圧がほとんどゼロに近い。</p>

<p>ネットワークもなんにもないから、リミッターになる要素はほぼ皆無。だもので、ユニットを手に持って鳴らしているように、振動板が楽々と動いて音を出してくる。ボーカルなど聴くと、繊細微妙な抑揚をよく表現して、歌い手の心のこもり方まで伝わってくるような再生になる。ピアノもサックスも素晴らしい。ベースは苦しいけど、まあ仕方ない。</p>

<p>付帯音は少しはあるものの、やがて消えていく方向だろうし、消えなくたってかまわないというほどの魅力ある音。これでもう少し低音が出てくるのなら、立派にメインとして通用すると思う。まあ、背が1412mmもあるから、そのままではナニだけれど。</p>]]></description>
            <link>http://fishing-forum.org/jun/2009/10/post-152.html</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">オーディオ・シアター</category>
            
            
            <pubDate>Tue, 20 Oct 2009 15:10:30 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>できない</title>
            <description><![CDATA[<p>男と生まれてしまったからには、子供の頃から男としてしつけられて育つものである。ある程度育ったら、今度は自分で自分をしつけなくてはならない。男だから...、というだけで一体どれほどの不条理や理不尽さをこらえてきたことであるのか、その総和の巨大さに目もくらんでくる思いがする。</p>

<p>つまり男というのは、日常的にやせ我慢の中に生きており、やせ我慢の中に死んでいくものだ。そのおかげで、とりあえず家族が生き、仲間が生き、結果として社会にナニゴトか資することができれば御の字であるという価値観がある。ない人もいるのかもしれないが、残念ながら私はそのようだ。</p>

<p>で、ロード・オブ・ザ・リングスにおけるモルドールのように、あるいは筒井康隆の熊の木本線のように、「その名を口にしてはいけない」とか「それを口にするだけで悪いことが起こる」というような、言葉としてのタブーもたくさん背負っている。</p>

<p>そのひとつが、「できない」という言葉だ。今、ここでこの言葉を書くだけで、どこか心がオノノクような気配があるのだから、ワタシの自己教育も相当なものである。思えば、社会に出てからこれを言った記憶がない。だから、たくさんのチャンスを与えられてもきたのだが、今となっては、そろそろ、そんなのもありではないかという気がしている。</p>

<p>気がしているだけではいけないので、お風呂に入っている時に、試しに叫んでみた。</p>

<p>「できないぜ」<br />
「できんちゅうに」<br />
「できんもんは、できん」<br />
「できないぞ、このやろう」</p>

<p>毒をもって毒を制すというやつである。常にできそうもないことをできていかせるために、ナニゴトかと戦っている心が、これでむくむくと反発心を起こして、「できねーわけねーじゃねーか、ばかやろ」と吠えた。同時に、「できない」と口にしたことで、「できないくらいのことがなんだ」という覚悟まで生まれてきた。</p>

<p>人間の体が、ほぼ、その人が食べたもので出来ているように、人間の心は、その人の言葉で出来ているのだと思う。だから、毒のある言葉は怖いし、弱い言葉は人を弱くする。</p>

<p>一方で強がりばかりで、強い人間になれるほど、人間は強くもないし、弱い言葉ですぐに心が折れるほど人間は弱くもないのではないか。</p>

<p>ただし、ものすごく時間をかけて効いてくる毒もある。言葉の毒は、そんなのが多いように思う。</p>]]></description>
            <link>http://fishing-forum.org/jun/2009/10/post-151.html</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">日記</category>
            
            
            <pubDate>Tue, 20 Oct 2009 02:19:43 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>Oメソッドを検証してみた</title>
            <description><![CDATA[<p>パイプのマウスピースには、主にエボナイト製とプラスティック製があるわけだけれど、それぞれ一長一短。単純に喫い心地の良さからいうとエボナイトの圧勝だけれど、これは紫外線や水分によってすぐに変色するという欠点があって、使うたびにきれいに拭いて、ポーチなり箱なりに入れて保管しなくてはならない。</p>

<p>放っておくと、こんな具合になるわけである。<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://jun.fishing-forum.org/JUN/1.jpg"><img alt="1.jpg" src="http://jun.fishing-forum.org/JUN/1-thumb-250x187.jpg" width="250" height="187" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>手前はJan Zeman 作のロード・オブ・ザ・リングシリーズのGandorr というパイプで、とにかく煙草がおいしい。現在はうちのラタキアのエースとなっている。向う側は、あるぽさんオリジナルのALPO3 で、こちらも喫味が素晴らしく着香系の2番手くらいで活躍している。</p>

<p>ところがどちらもエボナイトのマウスピースであるため、ちょっと気を抜くとこの有様である。これを見て｢ああ、エボナイトだから紫外線には弱いよね｣とか「年季の入った渋いパイプですな」とか言ってくれる人は、広い世間といえども皆無であろう。普通は、「きちゃないパイプだなあ」である。自分だってそう思う。</p>

<p>ワタシにしても手をこまねいていたわけではない。ホームセンターに行ってバフがけのマシンを買い、なんとかいうワックスを買い、研磨にトライしてみたこともある。ただ、これはなかなかむずかしい技術がいるもので、うっかりマウスピースを焼いてしまいそうになった。焦げた匂いがあたりにたちこめ、有機材であるマウスピースはやばい色になっていた。これで断念。</p>

<p>サビネリのDeniCare（吸い口用）も試してみたのだが、強い溶剤の匂いがするし、あまり研磨の効率がよくない感じだったので、適当なところで断念。根気のある人は、これでもいけるのかもしれない。</p>

<p>有名パイプ店では研磨を引き受けてくれるところもあるので、そういうのを利用しようかと考えていたところ、Oメソッドなる言葉が飛び込んできた（<a href="http://yeoldebriars.com/essay011.html"><u>参考サイト</u></a>）。発信源はアメリカらしいのだが、オキシクリーンという酸素系漂白剤を使う。なかなか優秀らしいので、どんなものだか検証することにした。以下、手順を説明する。</p>

<p>１）適当な容器に60度のお湯500CCを入れ、オキシクリーン10gを溶かして、マウスピースを放り込む。<br />
２）30分ほどで引き上げて水洗い後、乾燥させる。<br />
３）「激落ちくん」などのメラニンフォームで研磨。<br />
４）400～600番の耐水ペーパーで歯型などの大きな傷を研磨。<br />
５）耐水ペーパー1000～2000番で全体を水研ぎ。<br />
６）乾燥後、プラスティック用コンパウンドで仕上げ。</p>

<p>オキシクリーンはワイドハイターなどの酸素系漂白剤で代用できそうだったのだが、とりあえず本家の流儀に従った。マウスピースのダメージが、それほどシリアスなものでなければ、４）および５）は省略可能。今回は省略した。</p>

<p>下は、オキシクリーンの溶液に浸けているところ。薄いビールのような色になる程度で、思ったほど盛大に汚れが出てこないので、こんなものかという印象。<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://jun.fishing-forum.org/JUN/2a.jpg"><img alt="2a.jpg" src="http://jun.fishing-forum.org/JUN/2a-thumb-250x187.jpg" width="250" height="187" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>ところがマウスピースを引き上げて乾燥させてみると、汚れというか不純物のようなものが表面に皮膜を形成している。これにはちょっと驚いた。この浮き出た部分を、メラニンフォームで研磨していく。<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://jun.fishing-forum.org/JUN/3.jpg"><img alt="3.jpg" src="http://jun.fishing-forum.org/JUN/3-thumb-250x187.jpg" width="250" height="187" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>メラニンフォームで磨いた後、コンパウンドで仕上げて出来上がり。写真以上に、良い出来になった。<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://jun.fishing-forum.org/JUN/4.jpg"><img alt="4.jpg" src="http://jun.fishing-forum.org/JUN/4-thumb-250x187.jpg" width="250" height="187" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>作業時間は、オキシクリーンから引き上げて約1時間（2本分）、使ったメラニンフォームは45mmx32mmx20mmの超小型のやつを6個。研磨はやればやるほどきれいになるのだが、例によって、まあまあ適当。</p>

<p>結論。Oメソッドは優秀。マウスピースへのダメージが少なそうなのもいいと思う。</p>]]></description>
            <link>http://fishing-forum.org/jun/2009/10/o.html</link>
            <guid>http://fishing-forum.org/jun/2009/10/o.html</guid>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">パイプ</category>
            
            
            <pubDate>Mon, 19 Oct 2009 21:50:14 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>TOPPING TP21のこと</title>
            <description><![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://jun.fishing-forum.org/JUN/tp21.jpg"><img alt="tp21.jpg" src="http://jun.fishing-forum.org/JUN/tp21-thumb-250x187.jpg" width="250" height="187" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>音が出た瞬間、「あれ？」という感じだった。自分の耳がおかしくなったかな、と。普段聴いている金田アンプと、音の出方がそんなにちがわないのだ。というか、よく似ている。</p>

<p>以前、<a href="http://www.kameson.com/audio/TA-F333ESR.htm">SONY TA-F333ESR</a>と金田アンプを聴き比べてみた時に、大人と子供とはいわないけれど、大人と中学生くらいの差を感じたものだけど、今回は、よく聴かないとわからない。</p>

<p>すぐに気づくのは低域の押し出しとか、全体のスケール感で、スーパースワンが一回り小さくなったような鳴り方をするのだけれど、それでも、BGMで聴いているかぎりそんなに気になるほどでもない。</p>

<p>まあ、音のふるまい方として、金田アンプは普段は当たり前の音を当たり前に出しながら、ここぞというところでは、スピーカーの振動板をわしづかみして、勝手な鳴り方は許さないかんな、私の言う通りに鳴らないと後が怖いかんな、というような圧倒的な支配力を見せることがあるのだけれど、さすがにそんなことはない。</p>

<p>あとは鮮度感とか、空気が澄んでいる感じとか、ダイナミックレンジとか、そういう点についても劣るといえば劣るのだが、全体としてうまくまとまっているし、しなやかに、出るべきところは出してくる。中高域だけにしぼってみれば、質の良さは「一級品」（カッコで閉じるのは、どうもそう言い切っていいのか戸惑うからだが）ではないのか。少なくとも一昔前の中級プリメインより上等な鳴り方をしている。ように思う。</p>

<p>TOPPING TP21という中国製のデジタルアンプである。サイズは105x40x140、重さは量ってないけど1キロ2キロというものではない。これを駆動するACアダプター（14V）よりずいぶん軽い。トライパスのTA2021Bというオーディオ用ICを使っている。これで4980円、ACアダプターと送料込みで7000円くらい。</p>

<p>例のNS-5用に買ったもので、まあ普通に鳴ればいいやという感じだったのだけれど、これはちょっとしたものである。この手の小型アンプにありがちな高域のカンカンしたところも皆無、かといって切れ込むべきところは切れ込んでくる。低域の押し出しが...、と書いたけれど、それも金田アンプに比べればという話で、音楽のバランスが高域寄りであるとか低域不足であるとかいう感じはない。</p>

<p>そもそもスーパスワンというのは、機材のちがいをことさらに拡大してみせるようなところがあって、良いものはより良く、悪いものはより悪く聴かせてしまう傾向がある。そういう、オーディオのリトマス試験紙のようなスピーカーで鳴らして、特に破綻をみせずに鳴らしきるというのは、ほんとに「あれ？」なのであった。</p>

<p>話のタネに買ってみるかという方がおられたら、ACアダプターは12Vよりも14Vの方が良いらしい、という話なので、そちらをどうぞ。</p>

<p>追記：</p>

<p>CDを替えながら試聴を続けてみたところ、低域はやはりちょっと量感不足かなという気がしてきた。質はともかく量が少し足りないような気がするのだが、どうなんだろうなあ。</p>]]></description>
            <link>http://fishing-forum.org/jun/2009/10/topping-tp21.html</link>
            <guid>http://fishing-forum.org/jun/2009/10/topping-tp21.html</guid>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">オーディオ・シアター</category>
            
            
            <pubDate>Sun, 18 Oct 2009 15:17:21 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>ヤマハNS-5きたる</title>
            <description><![CDATA[<p>オクサンがベースの耳コピーをするのに、iPodにイヤホンでは無理だというので適当なスピーカーを物色していた。作ってやってもよかったのだが、こないだリアを作ったばかりで疲労コンパイしており、そもそも、小型ブックシェルフの場合、価格性能比でメーカー製に勝つのは容易でないので、おとなしく中古を探すことにしたわけである。</p>

<p>作戦としては、こうだ。</p>

<p>１）おおむね15年前までの小型ブックシェルフで、当時の評価が高かったもの。<br />
２）価格帯は当時の定価10万円（ペア）以内。<br />
３）高さは35cm以内。<br />
４）低音感がしっかりしており、ベースの耳コピーがしやすいこと。<br />
５）なるべくウレタンエッジでないこと。<br />
６）メーカー不問。</p>

<p>４）がポイントである。スピーカーの設計において、ほんとに低いところさえ欲ばらなければ、トランジェントのいい低音を出すことはむずかしい話ではない。反応がいいということは、余計な音が出ないということで、耳コピーには必須なのだが、いわゆる「低音感のある」音ではなくなるため、この価格帯を購入する層には、ウケがよくないということもありそうだ。</p>

<p>だから、売れている小型スピーカーというのは、低音が不自然にふくらんだり、ゆるかったりするのがあったりする。最近のiPod用とかPC用はたいていそうだ。そういうのは、自分的にもあまり好みではないのだが、昔のオーディオ入門クラスのスピーカーはまったく聴いていないので、出たとこ勝負ではある。</p>

<p>候補としてリストアップしたのは、BOSE MODEL 121 、VICTOR SX-A103、同じくSX-C7、ONKYO D-102A、INFINITY referense One 、YAMAHA NS-10M、TANNOY SYSTEM6、audio pro IMAGE11　なんてところである。</p>

<p>どれも、ほとんど聴いていないのだが、まあ、どうせiPodにつなぐわけだし、アンプは5000円のデジタルアンプだし、劣化さえしていなければ、どれがきても十分引き合うだろうと考えていた。</p>

<p>ところが、つい買ってしまったのは、これであった。<a href="http://audio-heritage.jp/YAMAHA/speaker/ns-5.html"><u>YAMAHA NS-5</u></a>。<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://jun.fishing-forum.org/JUN/NS_5.jpg"><img alt="NS_5.jpg" src="http://jun.fishing-forum.org/JUN/NS_5-thumb-250x187.jpg" width="250" height="187" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>ヤフオクをうろうろしていたら、こいつが3000円であった（苦笑）。想定外のスピーカーだったのだが、ためしに100円上積みしてみたら、その後誰も反応がなく、思わぬものを落札してしまったという感じ。</p>

<p>90年代半ば頃の製品で、当時の定価はペアで5万円。13cmと2.5cmの2ウエイでリアにポートをもつバスレフ。卵の黄身みたいなツイータが特徴だが、ウーファーも黄色っぽい色をしている。バッフルは青みがかっていて、お洒落といえばお洒落だが、変といえば変だ。まあ、箱はしっかりしているし、重さも6.5kgあるのでちゃちい製品ではなかろう。</p>

<p>とりあえず音出しをしてみる。最初は、定番のアート・ペッパー「meet the rythm section」。シンプルな録音なのだが、左チャンネルから出るサックスの切れ込み、金管らしい艶、音離れ、右チャンネルのベースとピアノの音色と実在感といったあたりが聴きどころになる。昔から聴いているので、自分にとってはわかりやすい盤なのだ。例によってスーパースワンのヘッド部に載せて試聴開始。</p>

<p>音が出た瞬間、「なんじゃこりゃ」であった。</p>

<p>音が死んでいる。余韻もない。ダイナミックレンジ不足。振動板から放たれた音が、こちらの耳に届く前に、力尽きてばったりと討ち死にし、こちらにはナキガラだけが届いてくるといった風である。全体に根暗サウンド。鈍重で切れがなく、ジャズらしいスウィング感などは、望むべくもない。</p>

<p>ツイータが壊れているのかと耳を近づけてみたのだが、ちゃんと鳴っているから、そもそもがこんな音なのだろう。</p>

<p>しかし、ものはいいようである。こんな場合、「エレガントで上品、嫌な音は一切出さず、一定のスケール感の中で音楽を描ききるバランスの良さがある。ふっくらとしたアダルトサウンドで、奔放に鳴りまくるというよりも、内に秘めた慎み深さを感じる」というのが、プロなのだ。こちらはプロではないので書くことが正直である。</p>

<p>ふと思いついて、ツイータを内向きになるようにセットしてみた。こんな具合。<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://jun.fishing-forum.org/JUN/NS_5b.jpg"><img alt="NS_5b.jpg" src="http://jun.fishing-forum.org/JUN/NS_5b-thumb-250x187.jpg" width="250" height="187" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>これで激変。中域に力が出てきて、密度感が増した。討ち死にしていた音の何割かは生き残って、こちらにたどり着く。もともと、中域の密度があんまり高くないというか、エネルギーが多くないので、ツイータ同士を近づけてやった方がセッティングとしては正解だったらしい。</p>

<p>とはいえ、ワタシは超高能率でトランジェント命みたいなスーパースワンを15年も聴いてきた特殊なオーディオ人生であるから、上記感想は鵜呑みにしてはいけない。あくまでも、いつも聴いている音に比べて、というのが前提である。おそらく、このあたりのスピーカーは、ほとんどが大同小異であることと想像している。サイズ的にも仕方がないのだ。</p>

<p>大体、3100円で落札しておきながら、長所を探さずに欠点ばかり述べるというのは、人として了見に問題があるのではないか。せっかく来てくれたのにごめんねとNS-5に謝りなさい。今すぐ謝りなさいと叱られながら、さらに試聴を続ける。</p>

<p>荒井由美の「海を見ていた午後」。これも反応のいいスピーカーだと、幽玄の世界が現れるのだが、これはきれいな音で聴けた。普通のヒトが聴いたら、目をつぶって耳を傾けてくれるだろうというくらいの音。</p>

<p>クーベリック／ベルリンフィルの「新世界より」第3楽章。ああ、このスピーカーの持ち味はこのへんなのだなということがわかる。低音はサイズなりではあるけれど、オーケストラを聴くのに決して不足ということはない。ややふくらみのある音が、俯瞰的に音楽をとらえるのには向いている。こういう音を聴いて育った子供は、穏やかでいい性格になるのではないか。</p>

<p>全体に、きれいな音である。ジャズのベースは音階がしっかりしていて、そう不要にふくらむという感じもない。ピアノの音は、少しボリュームが上がると苦しいけれど、やはり美音。超小音量ではくっきりしないし、大音量でもどうかというところはあるので、適当な音量で気軽に音楽を楽しむには何の文句もないスピーカー、ということはいえる。</p>

<p>足どりの重さや音抜け感の不足、中高域のつまった感じ、ダイナミックレンジについては、まあそういう個性なのだと割り切るしかない。この音質とレンジでスーパースワンなみの反応の良さがあれば、ブックシェルフとしては怪物だ。そんなものは（今のところ）聴いたことがない。あっても、この価格帯では無理だろう。</p>

<p>なにしろ、3100円である。エッジがそろそろあやしいので、そう長くは聴けそうもないのだが、超掘り出しものではあった。こういう、かつて評価の高かった小型スピーカーを、片端からコレクションしている人は、きっといるだろうと思われる。エッジ修理の技術を身につければ、さらに面白い遊びになりそうだ、。</p>

<p><br />
追記：</p>

<p>この後、「コッキー・ポップ・ベスト」を聴いてみたら、なんとも肩の力が抜けた、いい再生になった。70年代のハイファイ音は、こういう感じだったかもしれないと思い返している。いってみればFMの音に近い。オーディオはフォーマット拡張の予感とともに帯域を広げ、かつ音像から音場へ、またクリアで抜けの良い音へという流れになっているわけだけれど、それだけではないなあと、こういう音源を聴くと思う。</p>]]></description>
            <link>http://fishing-forum.org/jun/2009/10/ns5.html</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">オーディオ・シアター</category>
            
            
            <pubDate>Fri, 16 Oct 2009 14:03:36 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>リアスピーカー完成のこと</title>
            <description><![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://jun.fishing-forum.org/JUN/rsp.jpg"><img alt="rsp.jpg" src="http://jun.fishing-forum.org/JUN/rsp-thumb-250x187.jpg" width="250" height="187" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>うう、腰を痛めて眼鏡を踏み折ってしまったが、とりあえずリアスピーカー完成。バックロードホーンで、部品点数が26点あり、尺の長い部材が多かったので精度を出すのがむずかしかった。途中で精度を出すのをやめたから、気楽なものだったけど、ちゃんと作ろうとすればハタガネが必須だろうと思う。</p>

<p>ついさっき完成して、部屋もご覧の通りの有様なのだが、片付けるよりも先に音出しである。作りたてのバックロードホーン+新品ユニット（FE108EΣ）がどんな音になるのか、ほぼ想像はつくのだけれど、想像よりはまともな音がするのはESコーンだからか。いわゆる紙臭さをほとんど感じない。</p>

<p>当然のことながら音は硬いし、全体にぎしぎしするし、油を差したくなるような感じで上も下も出ていない。ただ、例のボーボー、コーコーいう音は、あまりない。けっこう早く聴ける音になるのではないかという気がする。</p>

<p>全高1415mm、ユニットの中心が1300mm。重さは、12mmサブロク１枚分+ユニット+デッドスペースにつめる砂利。上等なリアに育ちそうである。</p>]]></description>
            <link>http://fishing-forum.org/jun/2009/10/post-150.html</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">オーディオ・シアター</category>
            
            
            <pubDate>Thu, 08 Oct 2009 00:19:21 +0900</pubDate>
        </item>
        
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            <title>キャンセリング・マグネット</title>
            <description><![CDATA[<p><a href="http://www.26magnet.co.jp/"><u>二六製作所</u></a>というところに注文しておいたマグネットが届いたので、さっそくキャンセリング・マグネットの実験をしてみた。対象はスーパースワンに取り付けてある6N-FE108S。</p>

<p>キャンセリング・マグネットというのは、スピーカーを駆動する磁石に、同極を向き合わせて別の磁石を背負わせてやることによって、外部に漏れる磁界を打ち消そうというもので、テレビがブラウン管だった時代に（ついこの前だ）、磁力線による画面の影響を軽減するためによく使われた。</p>

<p>いわゆるユニットの防磁化のテクニックのひとつなのだが、オーディオにおいては別の意味を持つ。単純にユニットの重量が増えることによって不要共振等が軽減されることもあるのだろうけれど、一般にいわれている効果としては、</p>

<p>1.SN比の向上<br />
2.低域のしまり、スピード感の向上<br />
3.高域の切れ込みの向上</p>

<p>なんていうことになっている。</p>

<p>現用のスーパースワンについて、確かにもっと高域が鋭く切れ込んでくれたらいいと思うこともあるし、中低域のふくらみに気になるところもないではない。これが、磁石2個でなんとかなるならお得な話である。</p>

<p>用意したのは、直径90ミリ、厚さ16ミリ、内径50ミリのドーナツ状の磁石。二個をくっつけた状態で梱包してあったのだが、猛烈な磁力でもってカタクナにひっついており、はがそうとしてもはがれるものではない。指などはさむと大けがをしそうな勢いであった。</p>

<p>両手で磁石を持ち、少しずつずらしていく作戦に出て、ゆっくり時間をかけてなんとかはがしてみたところで、疑問がふつふつと湧いてきた。</p>

<p>これだけ強力な磁石である。おそらく6N-FE108Sの磁石も同等かそれ以上のものがついていると思われるのだが、その二つの磁石を｢同極を向き合わせて｣貼り付けるなんてことが、一体どうやったら可能なのだろうか。めちゃくちゃな勢いで反発し合うに決まっているではないか。</p>

<p>ところが、見る前に跳べというやつである。実際にやってみたら、なるほど最初は、ぐよん、ぐよんというか、ゆわん、ゆわん、というか、磁石と磁石の間の目に見えない空間に、激しい反発力が働いていたのだが、ある地点で、ちょっとセンターをずらしつつも、人間でいえば｢ハスに構える｣という恰好でもって、二個の強力磁石はひっついてしまったのだった。</p>

<p>このあたりの理屈がどうなっているのか、さっぱりわからないのだが、｢反発しあう者同士でも、ちょっと視点をずらせば仲良くなれるものである｣という真理がひらめいたわけである。磁石みたいな融通のきかなそうなやつでもそうなんだからな。人間なんてちょろいものであろう。</p>

<p>で、普通はこのキャンセリング・マグネットを接着してしまうわけなのだが、とりあえずその前に試聴してみることにした。</p>

<p>高域の切れ込み。確かに少し向上したように聞こえる。<br />
低域のしまり。これも向上したように聞こえる。というか明確に向上した。<br />
SN比。以下同文。</p>

<p>ということで、うたい文句通りの効果を確認したのだけれど（劇的・大幅な変化というほどではない）、迷った末にやはりキャンセリング・マグネットは使わずに、ノーマルのままでいくことにした。</p>

<p>ひとつひとつの｢音｣をとれば、確かに良くなっている傾向ではあったのだが、どうも息が詰まるような気がしたわけである。モニター調になるというか、厳格になるというか、こういう音が好きな人はいると思うのだが、なんとなく伸びやかさが後退したような感じだった。</p>

<p>ノーマルに戻して試聴してみると、中低域のちょっとしたゆるさが元通りになっていたのだが、その分、音が弾む。ジャズだとスウィング感が出てくる。おおげさにいうと、スピーカーが歌っている。</p>

<p>もともと、超強力なオーバーダンピングユニットだから、キャンセリング・マグネットの利点よりも、バックロードホーンとして空気室が狭くなったこととか、ダンピングがさらに強化されたことで、何か引き替えにしてしまったことがあったのかもしれない。</p>

<p>面白い実験ではあったのだが、強力な磁石が二つ余ってしまった。砂場で砂鉄でも集めてみるか。</p>]]></description>
            <link>http://fishing-forum.org/jun/2009/10/post-149.html</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">オーディオ・シアター</category>
            
            
            <pubDate>Wed, 07 Oct 2009 01:09:49 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>リアスピーカーを作ること</title>
            <description><![CDATA[<p>2006年1月頃から、スーパースワンに合わせるリアスピーカーを何とかしなくてはなんない、と考えていた。考えてはいたのだが、なかなか決まらなかったのは、自作・既製品含めて、これといったものがなかったからだ。</p>

<p>長岡鉄男設計の｢クレーン｣というリアスピーカーがあって、もともとスワンに合わせることを念頭に設計されたものであるから、これがベストマッチであったことは間違いないのだけれど、それも1990年頃のお話である。</p>

<p>当時は、ドルビーサラウンド、ドルビープロロジックの時代であり、まずソフトがなかった。それで多くの場合、2ｃｈステレオ録音された音源をAVアンプで加工してサラウンドを作り出していたのだが、音質は当然劣化する。ドルビー方式の利点は認めるとしても、現実的にはへたなAVアンプを通すよりも、スピーカーの結線だけでサラウンドを実現するスピーカーマトリクスの方が、はるかにましな音がするではないか。という長岡師の提案を形にしたものが、｢クレーン｣であって、それは確かにその通りだっただろう。</p>

<p>しかし、現代の標準はドルビーデジタル、DTSになっている。ソフトもDVDで大量に供給されている。スピーカーマトリクスでは、左右チャンネルの差成分だけをリアに受け持たせればよかったので、低域も超高域も必要なく、高能率で反応のいいスピーカーが理想だったのだが、今の方式では、リアにもフロントと同じくらいの低域が入っている。これを無視することはできない。</p>

<p>できないのだが、ほんとうにワイドレンジなスピーカーをリアに置こうとすると、マルチウエイかフルレンジでも巨大な箱が必須になる。さらにワタシの場合、映画のDVDをサラウンドで鳴らしつつ、ピュアオーディオもマトリクスで楽しみたいという欲がある。</p>

<p>むしろ、当座はスピーカーマトリクスで鳴らしながら、いずれAVアンプを導入した時にも使えるリアスピーカーがほしい。マルチウエイだとレンジは十分なのだが、マトリクスで使えない。スーパースワンに比べて能率が低すぎるのだ。マトリクスはAVアンプを通さないから、リアの音量は能率に頼るしかない。かといって巨大な共鳴管やバックロードホーンでは置き場がない。こういうジレンマの狭間で、3年ほどうろうろしていた。</p>

<p>で、2007年6月の時点で、以下のような理想を描いていた。</p>

<p><strong>１）振動板の性質を合わせるために、フォステクスのFEシリーズかこれに準じるユニット。口径は10～12センチ程度。<br />
２）音質や特に低域のスピードを合わせるために、バックロードホーン、共鳴管が理想。<br />
３）映画鑑賞時にセットして、それ以外にはすぐに撤去できるように、そこそこの重量であること。<br />
４）床の占有面積が、それほど大きくないこと。背は高くても可。<br />
５）低域のレンジ、周波数特性は、フロントと同等か、これに準じるものであること。</strong></p>

<p>今でも、理想は変わらない。変わらないのだが、理想はあくまで理想であって、これをすべてクリアするシステムは、なかなかない。特に５）が大問題となってくる。１～４を実現しながら、フロントと同等の低域を確保するというのは、相当困難である。ネッシーMINI が近いけれど、音源の高さが足りないし、超強力な限定ユニットを前提にした設計だから、ことがおおげさになりすぎる。</p>

<p>しかし、無理を承知で理想に一歩でも近づこうとするのが、人生というものである。そういう人をネットで見つけた。ひょせんさんという自作派マニアで、この方が今年のステレオ誌7月号で発表していたバックロードホーン（実際には共鳴管動作と半々くらいか）によるリアスピーカー｢R-101｣の図面を譲っていただき、本日から工作スタートなのである。</p>

<p>R-101は、ひょせんさんのサイトにもまだ登場していないのだが、高さ1412mm、幅184mmのトールボーイ。ユニットはFE108EΣを使う。これなら、マトリクス再生にもそのまま使え、いざとなれば低域もそこそこがんばってくれるのではないかと思う。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://jun.fishing-forum.org/JUN/sp.jpg"><img alt="sp.jpg" src="http://jun.fishing-forum.org/JUN/sp-thumb-250x187.jpg" width="250" height="187" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>]]></description>
            <link>http://fishing-forum.org/jun/2009/10/post-145.html</link>
            <guid>http://fishing-forum.org/jun/2009/10/post-145.html</guid>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">オーディオ・シアター</category>
            
            
            <pubDate>Mon, 05 Oct 2009 21:57:54 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>モアイへの道（２）</title>
            <description><![CDATA[<p>FE108Sによるスーパースワン（人気投票第1位である）を、15年ほど前に作り、以来、スワンはわが家のエースとして働いてきた。細かいことをいえば高域の伸びが今ひとつであるとか、中低音にもう少し解像度がほしいとか、不満点はないでもなかったのだが、10cmフルレンジとしては、まさに奇跡の設計であり、奇跡の音であったと思う。</p>

<p>ユニットが寿命を迎えるまで、このシステムは使うつもりだったのが、昨夜、まったく低音の足りないFE103Mバスレフ箱の音を聴いて、考えが変わってきた。というか、打ちのめされた。そろそろ、スワンは卒業しなくてはならないのではないか。</p>

<p>次のエースになるべきスピーカーについて、いろいろ検討したところ、PMCのGB1i、ヤマハのSOAVO-3、KEFのiQ90なんてところが候補に上がってきた。いずれもトールボーイで、ピュアオーディオにもシアターにも使える。圧倒的なクオリティは、ひとまず置いてもかまわないから、いわゆる現代のオーディオの基準はどこらへんなのか、C/P比の高そうなところで確認してみたい気持ちもあった。タイムドメインのyoshii9も考えたのだが、あれは最高のサブシステムにはなりそうだが、いずれもうひとつ、大黒柱が欲しくなりそうだったので、今回は除した。</p>

<p>そうした中で、モアイのことを思い出したわけである。これは、たまたま高さ1mのトールボーイで（プロジェクター視聴を考えると、トールボーイが収まりがいい）、現在、検討しているリアスピーカーのユニットFE108EΣとの相性も良さそうだ。それに何より、このユニット構成でありながら、長岡師自身が｢高能率、フラット、ワイドレンジの理想的なモニター特性である。音は方舟のメインシステムに似ている｣とコメントしている。その5年後に亡くなるのだが、最晩年の傑作として長く語り継がれていくシステムになるのだろう。</p>

<p>ただ、どうしても1.6Ωというインピーダンスが気になった。わが金田アンプは、70年代の設計であり、しかも、ただでさえスピーカーをぶっ壊すことで知られる金田明彦氏の設計である。どこでどんな無理がしてあるか、自分では見当がつかないのだが、｢メーカーでは絶対やらないようなことを、音のためには躊躇せずにやる｣傾向があったことは確かなようだ。ユニットは飛んでも買えばすむのだが、あの時代のトランジスターの名石は、入手がなかなか大変だともいう。</p>

<p>例によって、とりあえず、白男川さんに電話してみた。</p>

<p>｢トータルインピーダンスが1.6Ωになるスピーカーがあるんですけど｣<br />
｢え、何？もう一度言って｣<br />
｢いや、あのFE168Σをメインに使って、別にウーファーの箱を作るわけです｣<br />
｢うん｣<br />
｢そのウーファーがFW168というやつで、これを2発パラに使う｣<br />
｢なるほど｣<br />
｢そのパラったやつを、さらにパラってメインにつなぐと見かけ上の能率が4倍になりますよね｣<br />
｢そうだね｣<br />
｢そうすっとトータルで1.6Ωくらいになるわけなんですが、例の金田アンプ、大丈夫でしょうか｣<br />
｢うーん...｣<br />
｢無理かな｣<br />
｢保護回路が働くか、こないだみたいにトランスが断線するか｣<br />
｢ふむ｣<br />
｢最悪、トランジスタが飛んでおしまいになる可能性があるね｣<br />
｢そうかあ｣<br />
｢でも、まあ、大丈夫かもしれないけど。でも、瞬間的に大電流が流れれば、怖いよね｣<br />
｢ふむ｣<br />
｢インピーダンスが低いということは、だーっと電流が流れるということで、スピーカーのインピーダンスは低音になるにつれて低いから、低音の大入力とかやると、かなり危険｣<br />
｢そうですよねえ｣</p>

<p>この時点で、もうあきらめていた。歴史遺産ともいえる70年代の金田式A級30Wを、そんなへんてこでイレギュラーな自作スピーカーのために、オシャカにしてしまうわけにはいかない。ここで、昨夜からの思考が断線状態になったワタシは、しばらくピュアオーディオはあきらめて、現用のスーパースワンを軸に、シアター方面の機器充実に向かってもいいかと思っていたのだが、ここで朗報。</p>

<p>なんと、問題のFW168（4Ω）は、すでに生産中止となり、FW168N（8Ω）に代替わりしていた。これなら、システムのインピーダンスは約2.7Ωになり、そこそこ、安全域といえるのではないか。見かけ上の能率は4倍から2倍になり、低域は3dbダウンという計算になるが、作例ではほんの少し量感不足にはなるが、実用上は問題ない範囲だという。</p>

<p>さて、パーツ代12万、板代3万、工具、塗料ほかで2万とみて17万くらいはかかりそうなこのシステム、試聴する機会もなさそうだけれど、作ってみるかなという気になってきたのだ。</p>]]></description>
            <link>http://fishing-forum.org/jun/2009/10/post-144.html</link>
            <guid>http://fishing-forum.org/jun/2009/10/post-144.html</guid>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">オーディオ・シアター</category>
            
            
            <pubDate>Fri, 02 Oct 2009 03:03:59 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>モアイへの道（１）</title>
            <description><![CDATA[<p>長岡鉄男師が設計したスピーカーシステムに、SS-66｢モアイ｣というものがある。たしか、96年頃の『ステレオ』誌で、フルーティストの加藤元章氏の、相当、無理難題といえるリクエストに応じて設計した３ウェイのモニタースピーカーだ。</p>

<p>長岡師の３ウェイというのは、作例がないこともないのだが、何しろ自作で使えるスコーカーにろくなものがないこともあり、どちらかというとPAユースの、｢直径１mのフライパンで頭を殴られるような｣スピード感や押し出しの良さ、あるいはローコストでもこれだけできる、といったものをめざしたものが多かったように思う。</p>

<p>これは、珍しくピュアオーディオの３ウェイである。それも相当、本格的なモニターとして使えることを目標にしている。今、本棚を探してみたら当時の雑誌（｢ステレオ｣96年4月号）があったので、加藤氏が出してきた要求を抜き出してみる。</p>

<p>●方舟（48畳ある長岡師のリスニングルーム、全国のファンの憧れの場だった）の音質が、そのままほしい。<br />
●（運搬性を考えて）小型モニター+サブウーファーという形でいきたい。<br />
●メインは14cm～16cmフルレンジ+ホーントゥイーターで。<br />
●フルートの音域にクロスオーバーを持たない。<br />
●f特は40hzから25khzまでフラット。<br />
●低域は（ホーンや共鳴管ではなく）振動板の振動で再生したい。<br />
●メインの外寸は200mm x 300mm x 450mmを基本。<br />
●メインだけでもモニター使用可能。</p>

<p>つまり加藤氏は、自分の演奏を録音する時に、現場に持ち込む最上のモニタースピーカーがほしかったわけなのだが、おそらく、長岡師数十年のキャリアの中で、ここまで図々しいリクエストをしたのは、この人が最初であり、その後もいないこととと思われる。｢できるわけないじゃん｣というのが、当たり前の反応であって、この企画自体もボツになるのが当然だったとも思われる。</p>

<p>大体、方舟のシステムはオール共鳴管で、しかも高さ3mのネッシーを主体としたものであって、音質もいわゆる録音モニターのものではなさそうだ。どちらかというと、圧倒的ど迫力と圧倒的スピード感で、しかも繊細な入力にも反応し、聴く人をひれ伏させるようなものではなかったかと想像する。</p>

<p>それを小型モニターで、しかもウーファーの直接音でなんとかして。というのは、いくらなんでも虫が良すぎるというか、人として育ちが良すぎるのではないか。ワタシら苦労人は、常に相手のことをオモンパカるように出来ているので、とてもこういうことはいえない。</p>

<p>だが、しかし、ものは言ってみるものである。長岡師もこういう無茶なリクエストに燃えたのだろう、見事にその解を出してきた。それが、SS-66モアイだった。</p>

<p>基本は、フルレンジのFE168Σである。このユニットは中域の質が非常に良くて、高域も20KHZまできれいに伸びているので、通常はツィーターは不要なのだが、コンデンサーを1個だけかまして、スーパーツィーターFT96Hを持ってきた。</p>

<p>つまり、2ウエイというよりも、フルレンジ+スーパーツィーターの、最近の言い方をすれば1.5ウェイということになる。ネットワークが最小限のものだから、音質劣化の心配もない。</p>

<p>ただし、このメイン部だけでは相当なハイ上がりになることは、作る前から十分に想定できた。FE168Σというのは、質感は高いのだが、使い勝手からいうとかなり中途半端なユニットで、普通のバスレフ箱に入れると低音が足りなくなる。かといってバックロードに使うと、今度は駆動力が足りなくて、低音がゆるゆるになる。</p>

<p>これをまともに使おうという作例が長岡師にあって、友人のトヤマ氏（宮崎びびの会メンバーで水産行政のプロ）のシステムとして、旧家村で合宿しつつ一緒に作ったことがある。BS-168｢ノヴァ｣である。45リットルくらいの箱を、全面30mmの板厚で固め、異常なほどでかいバスレフポートが開けてある。このくらいしないと、使いこなせないユニットなのだ。</p>

<p>で、モアイは、別にFW168というウーファーを2発、水平対向に設置したウーファーボックスを作り、その箱の上に、メイン部を載せるという、バスレフの二段重ねになっている。</p>

<p>しかし、ここからが常人の発想を超えているのだが、インピーダンス4ΩのFW168をパラで接続して、見かけ上の能率を2倍にする。それをさらにパラでメイン部と接続することで、メイン部に対するウーファー部の見かけ上の能率は4倍にも達する。</p>

<p>つまり、アッテネーターをフルレンジにかますわけにはいかないから（当然、音質に影響する）、ウーファーの方の見かけ上の能率を上げることによって、レベルを合わせてしまおうという荒技である。しかし、この時点で、トータルのインピーダンスは1.6Ωだ。そんなスピーカー、世の中にあるのか。アンプは火を吹いて倒れるのではないか。</p>

<p>それが、最近のアンプは良く出来ていて、案外、大丈夫なようなのだった。実際、ネットで調べた範囲では、この猛烈な低インピーダンスでアンプが壊れたという話は聞かない。</p>

<p>かくて、長岡師にとっても希代の名システム誕生となり、近年になって行われた｢歴代長岡スピーカー人気投票｣においても、堂々第3位に位置している。500本からある作例のうちの3位であるから、相当な人がこれを作り、その音にたまげたのだろうと思われる。</p>

<p>以下、（２）に続く。</p>]]></description>
            <link>http://fishing-forum.org/jun/2009/10/post-143.html</link>
            <guid>http://fishing-forum.org/jun/2009/10/post-143.html</guid>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">オーディオ・シアター</category>
            
            
            <pubDate>Fri, 02 Oct 2009 02:16:11 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>FE103Mに涙すること</title>
            <description><![CDATA[<p>夏の間、エアコンの風よけに棚の上に置いてあったスピーカーを聴いてみた。フォステクスのFE103M（メモリアル）一発の小型バスレフ。きわめてオーソドックスなバスレフで、最初から低音は欲ばらない設計。ただし、板厚はしっかりとって、10cmユニットにしては重量級の箱に入っている。</p>

<p>何年か前、勝三郎さんが遊びに来てこの音を聴き、ひっくり返って喜んだ。これがきっかけで、すぐに同じユニットを使ったトールボーイを作り、さらにFE168ESというモンスター級のユニットを使った、スーパーレアという超弩級システムも作って、アキュフェーズのアンプで鳴らしている。</p>

<p>その資本の投下ぶりは申し訳ないほどのものなのだが、まさにそのきっかけになったのが、FE103Mの音なのだった。勝三郎さんいわく｢聴いたことのないような音の粒だち。目からウロコの音｣。</p>

<p>なにげなくケーブルをつなぎ、スワンの頭の上に箱を置いて、中川イサトの『1310』をかけてみると、第一音から、はっとする音が出てきた。</p>

<p>ああ、この音は何なのだろう。なぜ、これほどに体が揺れるのだろう。低音なんかちっとも出ていないし、明らかにハイ上がりだし、しかも全体に何かが歪んでいるような音が常にしているし、余裕もなければダイナミックレンジも狭いじゃないか（すべて、スーパースワンに比較しての感想だけど）。</p>

<p>なのに、この音は。驚いて聴き進めているうちに、曲が｢Waltz｣になったところで、心の中にぽっと温かい灯がともって、涙がぼろぼろと湧いてきた。おかしいじゃないか。オーディオ的にも音楽的にも、評価できるようなスピーカーじゃないぞ。</p>

<p>いや、おかしくはないのだ。こうやって音量をしぼって、スピーカーに近づいてみた時に、初めて聞こえてくる音というものがある。たいていのスピーカーは、音量をしぼるとその分、鮮度も表現も後退するものだけど、フルレンジ１発の良さで、パワーが入らなくても振動板は繊細に動いて音楽をつむいでいく。</p>

<p>小さな音に耳を傾けてみた時に、初めて聞こえてくる音があり、音楽がある。それはきれいな音とか、ダイナミックレンジがとかではなくて、もっと心の奥の方に直接入り込んでくるような音だ。ようやく思い至った。江川三郎という人は、これを追求していたのだった。スピーカーの音の出し方という点では、あらゆる意味で、長岡鉄男の対極にある人。</p>

<p>曲をジョー・パス＆レッド・ミッチェルの｢いそしぎ｣に変える。やはりギターしか聞こえてこない。これはギターとベースのデュオなのだ。それでも、このギターの躍動感。</p>

<p>ケーブルをつなぎ替えて、スワンで同じ曲を聴いてみると、いつもの耳慣れた音。ベースはしっかり音階を刻んで、制動の効いた瞬発力のある低音を出してくる。</p>

<p>だが、しかし。さっきのFE103Mを聴いた耳には、中音から上にバックロードで増幅した低域がかぶっているようにも聞こえる。少なくとも、FE103Mほど音が前に出てこない。低域の代償に、何かの変調がかかっているのではないかという気がしてきた。</p>

<p>コペルニクス的転換かもしれない。どかんどかんと低音が出なくても、あたりをなぎ倒していくような鮮烈さがなくても、歪みだらけであってさえも、心に届く音がある。FE103Mの、あの音の出方は箱庭の中ではたしかに美しいものだけれど、とてもスワンに太刀打ちできるものではない。そもそも低域がまったく出ないのだから、録音された音の一部しか再生してくれない。</p>

<p>それでも一点だけ、どうしようもない美点がある。つまり、体が揺れてしまう。心が動かされてしまう。しばらく、ニアフィールドを追求してやろうかという気になってきた。</p>]]></description>
            <link>http://fishing-forum.org/jun/2009/10/fe103m.html</link>
            <guid>http://fishing-forum.org/jun/2009/10/fe103m.html</guid>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">オーディオ・シアター</category>
            
            
            <pubDate>Thu, 01 Oct 2009 01:47:19 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>妄伝・パイプの始め方（２）</title>
            <description><![CDATA[<p><strong>渋々と着香系をおすすめする理由</strong></p>

<p>さて、パイプは決まったので、葉のことを考えなくてはならない。実際のところ、まったく初めての人に勧める葉を考えるというのは、犬にアキレス腱固めをかけるよりむずかしい。これに比べれば、おすすめパイプの選定などは、ABCマートでジョギングシューズを買うようなものなのだ。つまり、それほど選択肢は多くない。</p>

<p>とりあえず、世間（日本の）で初心者向けとされている葉がいくつかある。知り限り、そのすべては着香系と呼ばれるもので、バニラやナッツ、柑橘などのフルーツ、蜂蜜といったもので香りがつけてある。初心者向けとは、つまりとっつきやすさと同義であると思われるのだが、ここにひとつ<strong>ラタキア</strong>という巨大な壁の存在を思わざるを得ないわけである。</p>

<p>シリア・アラブ共和国の港町の名から由来するラタキアは、たばこ葉をイブしたもので、燻製のような匂いがする。ニホンではこれに拒否反応を示す人が多いのだが、世界のパイプ葉の銘柄の半分かそれ以上は、ラタキアを使ったものであるので、ワタシはあなたをラタキア嫌いにはしたくない。それは、世界の半分を失うことであるからだ。</p>

<p>パイプたばこには、着香系と非着香系があり、非着香系にもラタキア入りとラタキアなしのものがある。パイプたばこの歴史と伝統からいえば、非着香の方が古いに決まっているわけで、こちらを王道と呼んでもいささかの差し支えもなかろうと思う。まあ、パイプに王道も覇道も邪道もありはしないという前提の上で、ではある。ちなみに、香料の使用を法律で制限されているイギリス産のたばこ葉は、おそらくすべてが非着香である。それもダンヒルに代表されるラタキア入りだ。</p>

<p>で、なぜ相当な割合のパイプ喫みが、ラタキアを忌避するのかというと、その香りにある。試しに、｢ラタキア　匂い｣とか｢ラタキア　臭い｣とか検索してみるとわかるのだが、ぎょえー、とか、ぎゃーとかいう悲鳴とともに、正露丸のようなニオイと書いてあると思う。</p>

<p>あれは、焚き火の匂いなんである。荒野を旅してきた男が、夕暮れにふとわれを取り戻す小さな焚き火の、その時には気づかなかったけれど、翌日になって服にしみこんでいる匂いといったような、荒野の男の残り香なのである。</p>

<p>いってみれば、アラゴルンがまだ馳夫と呼ばれる北方の野伏の一人だった頃に、フロドたちの前に初めて現れたあの木馬亭の夜、彼の服から漂っていた香りは、こんなものであっただろう。それを正露丸のようなひどい匂い、などととらえる人がけっこういるのは、慚愧に堪えないのだが、それが事実であることは仕方がない。</p>

<p>シガレットでは味わえない、パイプたばこの魅力。それは、独特の陶酔感にあるのだが、うまいラタキアを、うまく喫えた時の陶酔感というものは、ちょっと説明のしようがない。だから、ぜひこの世界をテンから拒否するようにはなってほしくないのだが、好みといってしまえばそれまでのことではある。</p>

<p>そこで、ひとつ初心者の御法度をお伝えしておこうと思う。パイプたばこを買って、ポーチなり缶なりを開けた時に、鼻を近づけてくんくんと匂いをかいではいけない。しばらくの間、これは守ってほしい。パイプは、葉を燃やした煙の味や香りを楽しむもので、それは生葉の状態とはまったく異なるものなのだ。</p>

<p>ラタキア好きが正露丸が好きなら、わざわざ面倒なことをしなくても、正露丸をかじっていればすむ話である。正露丸に、よだれが湧き出るような甘みも、夢へ誘ってくれるような陶酔感もありはしないことは、誰でもおわかりと思う。だから、あれは正露丸とは縁もゆかりもないものなのだ。</p>

<p>まったく匂いをかぐなというのも酷なので、葉をパイプに詰める距離で、まあ、大体30センチくらいは鼻から離れていると思うが、その距離で、さりげなく、匂いをかぐともなくかぐ、というくらいにしておくのがいい。</p>

<p>ラタキアに限らず着香系の葉の匂いも、それはそれで強烈なものである。一瞬、とてもいい匂いに感じるのだが、過ぎると気分が悪くなることがある。テイク・イッツ・イージーを、ワタシは気に入って喫っていたのだが、ある時、缶の蓋が開いてバッグの中に大量にこぼれ、その掃除をしているうちに、匂いに酔ってしまって、それから数年、どうしても喫うことができなくなったことがあった。</p>

<p>重ねて書くが、生葉の匂いと、煙の匂いはまったく異なる。そして、パイプはどこまでも煙になった状態を楽しむものなのだ。だから、ある程度経験を積むまでは、生葉の匂いをまともにかぐようなことはしない方がいい。いずれ訪れるラタキアの悦楽のためにも、その方がよかろうと思う。</p>

<p>で、おわかりのように、この時点で｢最初のパイプ葉｣として、ラタキアをおすすめするのをワタシはあきらめてしまっている。どうしても着香系という話にならざるを得ないのは、匂いがどうのというよりも、非着香系の甘みを味わうには（煙自体が甘いのである）、少しだけクールスモーキングの技術がいるからだ。少しだけ、である。</p>

<p>だから、喫いやすいとされている初心者向けの着香銘柄から始めて、やがて幅を広げていく。というスタンダードな形に落ち着いてしまうことになる。</p>

<p>では、どんな銘柄がおすすめか。今回、このエントリーを書くにあたって、ワタシは4つの人気着香銘柄を試してみた。また、記憶の中から3つほど、思い返してもみた。</p>

<p>それは、アンフォーラ・フルアロマ、ブルーノート、ダニッシュ・ブラックバニラ、スプリングウォーター、ケンタッキーバード、インディアンサマー、ボルクムリーフ各種、といったものなのだが、どうもインディアンサマーは、すでに国内では販売していないらしい。そういえば、ケンタッキーバードも廃盤か。</p>

<p>ひとつ選べというと、むずかしい。この中からなら、どれでもいいと思うのだが、ブルーノートは少しだけ技術がいるかもしれない。焦って喫うと、後半になって辛くなる傾向があるかもしれない。これも大ぶりのパイプで、ゆったりと時間をかけて喫うとうまいたばこだ。</p>

<p>ちなみに、アンフォーラ・フルアロマは、国内売上NO.1であるという。人気NO.1にして、初心者おすすめ銘柄にも常にリストアップされるので、どんなものだったかなと、昨夜、あらためて喫ってみた。</p>

<p>フルアロマというわりには、煙自体に強いアロマは感じない。煙がまろやかで、火付き、火持ちとも優秀で、喫いやすさは特筆ものかもしれない。また、後半になって味が鋭くなるということもない。しかも、たばこ感もしっかりある。これは、初心者向けというよりも、初心者にも喫いやすい本格派といえるのかもしれない。</p>

<p>まあ、長いものに巻かれてみるのも悪くはない。とりあえず、アンフォーラ・フルアロマをひとつ買って、ほかにデザインで良さそうなのをひとつかふたつ選んで、パイプに詰めてみるところから始めてみるというのは、いかがでしょうね。と、長々と書いたわりには、ごく普通の結論になってしまった。</p>]]></description>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">パイプ</category>
            
            
            <pubDate>Tue, 29 Sep 2009 12:49:07 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>妄伝・パイプの始め方（１）</title>
            <description><![CDATA[<p><strong>見知らぬ人に、最初の一本を無理やり押しつけてみる</strong></p>

<p>釣り師はパイプたばこを嗜む人が多い。のかどうか知らないけれど、私の周りには多い。特に釣りフォーラム関係者には多い。テイク・イッツ・イージーという葉があるけれど、これなどは缶のデザインに二人の釣り師が描いてあったりする。</p>

<p>ただし、狭き門ではある。門戸そのものはどこまでも広く開かれているのだが、ほんとうの初手に、何をどうすれば良いかというのは、身近に誰か先達がいないと見当もつかないし、とりあえずパイプを買ってみたものの、舌ばかり焼けてうまくもなんともなく、すぐにやめてしまう人もいる。</p>

<p>私自身にしたところで、いまだ初手の中にいる身分にはちがいないので、人様に何か申し上げるようなものでもないのだけれど、人に語ることで自分の考えにまとめがつくということはある。だから、主に自分自身のために、仮にこれからパイプを始めようという人が目の前にいるとしたら、何を語るだろうかということを、書いてみようと思う。</p>

<p>こういうひまなことは、パイプでも喫っていないことには思いつかない。何しろ火をつけたら最後、1時間はじっと息をすることに集中しているのだから、いろんな思念や妄想も湧いてくるのだ。</p>

<p>さて、パイプを始めるにあたって、まずはパイプを買わなくてはならないのだが、最初の一本は何を買ったらよいか。あなたが、パイプをたばこをうまく喫うための道具であると考える人ならば（たいていはそうなのだが、例外もある）、これには明快な答えがある。なるべく大ぶりの、ストレートタイプ。火皿の直径は20ミリほどはほしい。そして全体に、でかければでかいほどよい。</p>

<p>理由は、たばこがおいしいから。乃至は、おいしく喫える可能性が高いから、ということになる。たばこの煙は、なるべく乾いて、冷えた状態で唇に届いてほしい。そうすることで、甘みや香りなど、その葉本来の味わいが生きてくる。パイプがでかいということは、それだけ煙が長い時間、空気に冷やされ、木質に湿気を吸われる。また、火皿が大きいと、たくさんの葉を詰めることができるので、葉や灰そのものがラジエーターにもなる。</p>

<p>小さなパイプは、見た目、手軽そうで初心者向きのように思う人もいるだろうけれど、小さなパイプでおいしいたばこを味わうには技術がいる。そういうパイプを作るのにも、技術がいる。原則、パイプは大きければ大きいほど、煙が冷えてたばこがうまいのだ。最初の一本は、どうしてもおいしい味を知ってもらわなくては困るので、でかいのがいいということになる。</p>

<p>ストレートタイプは、たとえばビリヤードのように軸が真っ直ぐなもので、掃除がしやすいし（味にも非常に重要）、作り手側からみると、工作に間違いが起こりにくいということがある。パイプといえばベント（軸が曲がったタイプ）の印象が強いのだけれど、とりあえず最初の一本ならばストレート。趣味の世界だから、正解というものはどこにもないこと、それぞれが好き勝手にやればよいものであることを踏まえた上で、あえていう。ストレートである。</p>

<p>でかいストレート。さあ、コトは決まった。いつか、パイプ屋の店先で｢一本、買ってみるか｣という気持ちになった時に、これを思い出してもらえれば幸いである。あなたのパイプライフに幸多からんことを。さようなら、バイバイよ。</p>

<p>といっても、近頃のヒトはこのくらいでは納得してくれない。もっと具体的に話してくれないと困るではないか、という話になったりする。誰も困らないし、ワタシも困らないのだが、まあ、それから先のことを書いてみる。</p>

<p>最初の一本を買うにあたって、真面目なあなたはネットやらカタログやらで情報を集めたりもするのだろうけれど、まず、ツゲのカタログに載っているような知識は、全部捨てておいた方がよい。つまり、木目がバーズアイであるとか、グレインであるとか、価値がどうとか、そういうことはとりあえず忘れておきたい。</p>

<p>むしろ、比較的安価な材料を用いることが多い、サンドブラストをおすすめしたいくらいなのだ。いや、この際、積極的にサンドブラストをおすすめする。真っ黒で、木目もへったくれもなくて、ただ表面がぎざぎざ、がさがさしているパイプ。ブライヤーに砂を噴射して、木質の柔らかいところを飛ばしてしまう加工でこうなるのだが、表面積が大きくなることでボウルが熱くなりにくいという効果が（原理的には）あるはずなのだ。</p>

<p>それに、サンドブラストを買ってしまえば、自分のパイプの木目がどうだとか、こうだとかいう、たばこを喫うことについて、無関係でどうでもよいことにとらわれることがなくなる。最初の一本は、とにかく道具として成立しなくてはならないので、このくらいの潔さはあってもよい。しかも、サンドブラストは安いのだ。ちなみに、ツゲがたばこのテイスティングに使う基準パイプというのがあって、これもサンドブラストのストレートである。</p>

<p>でかいストレート。サンドブラスト（もちろんスムーズでもラスティックでも、なんでもよい）。あとはメーカーと価格帯のことですね、はい。値段は8000円以上、20000円以下。この価格帯が、一番モノの数も多く、コストパフォーマンスにも優れている。20000円より高くてもかまわないが、8000円より安いのは、例外はあるにしても、おすすめできない。せいぜい妥協しても6000円で、それ以下はない。5750円もない。</p>

<p>最初の一本だから、もっと安いのでいいのでは。という人が必ずいるので、メーカーもそういうものを用意してはいるのだが、想像してみてほしい。パイプの技術が未熟な人が、ボリュームゾーンよりも安い価格帯のパイプで、うまくたばこを味わうには、どのくらいの幸運が必要なのか。</p>

<p>パイプを喫うというのは、非常にデリケートな作業である。そのデリケートな作業を無意識のうちにやれるようになることが、つまりパイプ喫みになるということなのだから、始めから見込みのないパイプを使うべきではない。目にふれさせてもいけない。意識の片隅に置くこともユルされない。</p>

<p>安定して高い値段のついているメーカーのパイプは、見た目や仕上げと同時に、喫味も良いものである。というか、そうでなくては相場はもたない。典型的な例がダンヒルで、あれを見て１本8万も10万もするとは、とても思えないような貧相さなのだが、葉を詰めてみると仕方ないなと思える。</p>

<p>初心者だから、どうせちがいもわからないし、安物で十分。というのは、あらゆるジャンルでよく聞く言葉だが、そうですねと申し上げるしかない。モノゴトをそういう風に考えるクセがついている人は、確かにいる。そしてたいていの場合、事実は逆なのだ。安いギターで覚えた人は、すぐにやめてしまうのと一緒だ。ええもんを使いなさい、というのではない。最初は、普通のもんを使うのがいいですよ。ということである。</p>

<p>でかいストレート。サンドブラスト。8000円～20000円。さて、メーカーだが、まあ、なんでもいいのである。ここまできたら、もうたいてい、どれを買ってもOKだから、以下は読みとばしてもかまわない。それでも、何か例を挙げろというなら、スタンウェルをおすすめしておく。デンマークのメーカーである。</p>

<p>パイプの世界でデンマークといえば、パスタの世界でイタリアというくらいに、あるいは麻婆豆腐の世界で中国というくらいに、超大国である。名の通った達人といわれる作家をゴマンと輩出し、古典的なシェイプにとらわれない自由な造形で、質の良い、たばこのうまいパイプを作ってきた。ほかには、イタリア、フランス、アメリカ、イギリスあたりがパイプの大国なのだが、デンマークの場合は、国自体が小さいのに、パイプの世界の存在感は非常に大きいのが特異なところである。</p>

<p>スタンウェルは、基本的にマシンメードの大量生産メーカーなのだが、名人・達人たちをスタッフに抱え、彼らのシェイプを学び、助言を受けて、安くてちゃんとしたパイプを作っている。それに、営業がしっかりしているから、日本でも、どんな田舎であっても、パイプ屋と名がつけばスタンウェルは買うことができる。</p>

<p>ここまで書けば、もうよろしいですか。具体的な商品名まで書かないと、いけないですか。わかりました、スタンウェルのルリーフなんかいかがでしょう。今、12000円くらいで、見た目も塗装も立派ではないけれど（塗装はひどい、といった方がいい。私のサンドブラストは塗料落ちで指が黒くなったりした）、たばこの味については裏切らない。はずである。一緒に、モールクリーナーとタンパーもお忘れなく。</p>]]></description>
            <link>http://fishing-forum.org/jun/2009/09/post-140.html</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">パイプ</category>
            
            
            <pubDate>Thu, 24 Sep 2009 03:41:58 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>映画＞アイデン＆ティティ</title>
            <description><![CDATA[<p>『アイデン＆ティティ』（田口トモロヲ監督／2003）。</p>

<p>原作みうらじゅん。あのバンドブームの頃の80年代半ばに、「ロック」を求めて右往左往する若きバンドマンの物語。</p>

<p>ちょうどその頃、ぼくはバンドの街ともいえる久留米でタウン誌を作っていて、アマチュアバンドのコーナーを毎号8ページ持っていた。アマバンといっても、かったりいのから目の覚めるようなの、聴いたこともないような新しいの、自分の人生に決定的に影響を与えてくれたのまで、ほんとにいろいろいた。</p>

<p>あの時代、最高のバンドをいくつか挙げろという話になると、ザ・バースデイクラブ、ローリングソバット、ザ・フィフティーズ、ジャンキー・ヒップシェイクなどという名前を思い出すのだが、熱でいえばローリングソバットは最高のバンドだったし、ロックの本筋ということでいえば、田中シゲル率いるザ・バースデイクラブも最高だった。</p>

<p>ザ・フィフティーズは、チェッカーズのようなオールディーズ系のバンドとして圧倒的な人気で、ポプコン全国大会で川上賞を受賞、ジャンキー・ヒップシェイクはちょっとストーンズみたいな骨の太い音で人気があった。その他、お笑い系あり、癒し系あり、超絶技巧のビッグバンドありで、あの時代の久留米のアマチュアバンドコンサートくらい、面白いものはなかったのだ。</p>

<p>一度、久留米（筑後文化圏）に、どのくらいバンドがあるのか数えてみようとしたのだが、とりあえずホールで20分なりもたせられるレベルのだけでも300、中学生・高校生が勢いで組んで、それなりに聴けるものも含めれば500以上はあったと思う。</p>

<p>で、いわゆる「イカ天ブーム」が久留米にどのくらい影響があったかというと、体感的にはまったく関係なかったと思う。「イカ天に出たい」とかいう話も聞いたことがなかった。それよりも、「市民会館小ホール（250名）を単独ライブでいっぱいにしたい」とか、「▲▲のやつらにゃ負けられねえ」とか、「おれらがロックちゅうもんを見せてやるとばい」とか、そういう話が多かった。</p>

<p>大体、あの街には一種の勘違いが満ちみちていた。「久留米で一番になれば、日本で一番ちゅうことやろう」というものなのだが、それはまったく怖いもの知らずというか、世間知らずというか、ある意味、おめでたくさえもある話ではあるのだが、またある意味、本質的に正しいといえなくもなく、また、そういう勘違いを若い衆が心に抱くと、それはそれで揺るがしがたいパワーになる。たしかに鮎川誠に始まり、陣内孝則、チェッカーズと、久留米でアマチュア活動をしていて、飛び出していった人たちは多い。</p>

<p>久留米のロックというのは、むしろ伝統芸能に近いもので、気のきいた若い衆なら一度はバンドをめざす。それが、どんなバンドかというだけのことで、バンドを、ロックをやるということについて、ブームもへったくれもあるものではなかった。大きくなったら、女の子に恋をするように、バンドをやる。それだけのことだった。</p>

<p>キングトーンズのメンバーの方にそういう話をしたら、川崎もそうだと言っていた。町の感じが、どこかしら似ていたのかもしれない。</p>

<p>だもので、この映画に描かれている｢イカ天で売れて、ブームが過ぎて落ち目になり、それをきっかけにロックの本質に出逢う｣というような状況とは、全然リンクしないとはいわないまでも、まあ、あんまり関係がなかった。その意味では、バンドブームについては、みんな醒めた目で見ていたように思う。それよりも、自分らが日本をツアーするような状況になった時に、どうするか、みたいなことを、たとえば田んぼの中のスタジオで熱く語っていたりしたわけだ。</p>

<p>そういえば、陣内孝則はロッカーズというバンドだった。映画になっているので、近く観てみようと思う。できれば誰か、鮎川誠の映画を作ってくれないかと思う。マコちゃんの筑後弁とロックンロールが全編、炸裂する映画。楽しいだろうな。</p>]]></description>
            <link>http://fishing-forum.org/jun/2009/09/post-139.html</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">映画-2009年</category>
            
            
            <pubDate>Sun, 20 Sep 2009 01:35:00 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>スターウォーズ1～6</title>
            <description><![CDATA[<p>なぜか先週は、わが家的スターウォーズ週間だった。わが家といっても、観たのは自分一人だが。</p>

<p>エピソードなんとか、となってから、どうも何がなんだかわからなくなっていたのだが、70年代の三部作がエピソード4・5・6であり、2000年代になって作られた新三部作が1・2・3となることがわかった。</p>

<p>スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス <br />
スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 <br />
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 <br />
スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 <br />
スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲 <br />
スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還</p>

<p>となる。</p>

<p>内容としては、われわれが最初に観た4～6は、銀河帝国と戦う反乱軍のお話で、ルーク・スカイウォーカーやハン・ソロが主人公となる。新しく作られた1～3は、ルークの父であるアナキン・スカイウォーカーが、いかにしてダース・ベイダーとなったか。また、銀河共和国がいかにして銀河帝国になったか、という物語である。</p>

<p>したがって、脳天気で明るい旧三部作に比べて、新三部作はいかにも暗く重たい。1はそうでもないのだが、2と3は、アナキンの嫉妬、不満、不平の表情や言葉が観ていてつらい。なんとなく楽しい気分になりたいから、スターウォーズでもみるか。というような方には、あまりおすすめできない。といっていいと思う。少なくとも、今、子供に見せたくはない。アメリカでは3はRG13指定のようだ。</p>

<p>まあ、人がどのようにして墜ちていくのか、といったあたりを学ぶには（世間にはいくらでもある話ではあるが、だからこそ映画でまで観たくはないということはあるにしても）...。アクション映画としての仕掛けや、スケールの大きさは、さすがに70年代とは比較にならないので、最新映画の技術を楽しむにはいいと思う。あと、もちろん、スターウォーズの世界観のファンなら、見逃すわけにはいかない映画ではある。</p>

<p>それにしても、とあらためて思うのは、シリーズにおけるハン・ソロ（ハリソン・フォード）の存在の大きさだった。彼がいる旧三部作と、彼がいない新三部作では、画面の雰囲気からしてちがう。西部劇のヒーローのように、彼がそこにいるだけで、さほど悪いことは起こりそうにない安心感と、圧倒的な明るさがみちてくる。あの、一瞬笑って横を向くそぶりなど、良いなあと思う。</p>

<p>人はどのようにして墜ちていくのか。その理由は、主に人間らしい・人間臭い感情による。恐怖・怒り・嫉妬・ひがみ・不平・不満・言い訳・逆恨み...、これらは誰の内にもあることを否定できないのだが、そこをどうやって乗り越えていくのかってことなんだろう。シス側の立場からいえば、乗り越える必要はない。むしろ解放して新しい力を得よってことなのかもしれないが。つまるところ、ジェダイとシスの戦いというのは、この二つの考え方の戦いでもある。</p>

<p>旧三部作を観ていた時点では、「Dark side of the FORCE」というのは、ジェダイという選ばれし者たちの特殊な問題かと思っていたのだが、新三部作で、これは普通のヒトの日常に、見えない暗い口をあけているものであることがわかった。見えない穴ではあるが、たいていの人はそこが近づくと回避することができる。怖いのは、墜ちた人にはそこが穴であることがわからないということだ。アナキンも同様だった。彼に対する師・オビ＝ワン・ケノビの失望と悲しみは、また多くの人が共有してきたことでもあっただろう。</p>]]></description>
            <link>http://fishing-forum.org/jun/2009/09/16.html</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">映画-2009年</category>
            
            
            <pubDate>Fri, 18 Sep 2009 03:03:47 +0900</pubDate>
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