2008年3月 3日

ヒブダイ

hibudai2.jpg
標準和名:ヒブダイ
学名:Scarus ghobban Forsskål,1775
属:スズキ目ブダイ科アオブダイ属
宮崎地方名:?

特徴など:
黄色い魚体なのが特徴だが、上の写真は典型的な雌だ。ブダイ科の中でも最も美味とされ、四国ではこの魚を専門に狙う方もいらっしゃると聞く。
実は私はブダイやアオブダイよりこのヒブダイを多く釣っている。魚影が濃いのか、この魚に対する私の仕掛が適合しているのか定かではないが、宮崎には多い魚なんだと思われる。
スマートな魚体のため引きが強く、大きなものは60Cmにもなるのでそれはそれは手こずる。釣れてがっかりと言う事も多いのだけど、私的にはとりあえずキープする魚の1つでちょっと嬉しいかも。唐揚げ・フライなどに適している。
身はブダイの全般的な特徴だが柔らかく、その身に甘みがある。

ブダイ科の魚は雄と雌の区別がつけやすく、上の写真の魚は雌なのだが、この魚の特徴としては成魚は小さな群れで動く。1匹の雄と数匹(10匹弱程度)の雌なんだという。
hibudaiosu.jpg
この写真は数年前に釣ったヒブダイの雄の姿だ。まったく別魚と思うような色合いなのだ。
ヒブダイのグループの中で、雄が釣られるなどして居なくなった場合はどうなるのか?
グループの中の雌の1匹が変態して雄になるんだという。魚の仲間には雄が雌になるという変態は、割といろんな魚が知られていて、代表的なのは「クロダイ」など。しかし居なくなったタイミングで雄になる魚のメカニズムとは、摩訶不思議。

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