2008年3月29日

マサバ

saba1.jpg
標準和名:マサバ
学名:Scomber japonicus Houttuyn,1782
属:スズキ目サバ科サバ属
宮崎地方名:?

特徴など:
写真の魚が「マサバ」なのか、はたまた「ゴマサバ」なのか正直判らない。とにかくまだ幼魚だ。
成魚の写真は釣魚として写したことはなく、宮崎産サバとしてストアーなどで出回っているものの、その写真だけはやめとこうと思う。市場で仕入れた魚の写真ならいいだろうけど、ストアーでの産地というのは信憑性がない。

マサバは大分で何度も釣っているが、ブランドとして確立されている「関サバ・関アジ」のサバもマサバだ。
冬時期の大分のマサバだと、刺身にしてもとても味が良く、またマサバが持つアニサキスという回虫もほとんど居ないとして生食される。

宮崎だと、マサバは重宝されてない。
その理由だが、基本的に漁業で安定的に捕獲されてないからだ。
私の経験では、2002年の秋ぐらいまでマサバは宮崎から消えていた。時々ゴマサバは釣れたと聞いていたが、マサバ情報はまったくなかった。
だけど2002年の冬から2003年に向けて、異常なほどにこの幼魚が沖でも磯場でも沸いた。
この軍団は餌取りとしては最悪で、表層から底まで居ついているし、どんな餌でも喰らい付いてくるので釣りにならない。

もちろん、ずっと前は普通に獲れていた魚で、その価値も低かったけど、漁獲量が減って高級食材に変わりつつある。また海外から「モドキ」の魚が入ってきて、その代わりに余計に値が上がっていたけど最近は微妙な状態だ。

きちんと成魚を写して写真を差し替えたいと思うが、とりあえず宮崎に居る(釣れる)魚として案内しておきたいと思う。

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